外壁塗装、どこまでが「修繕」でどこからが「リフォーム」?

query_builder 2025/06/07
リフォーム

外壁塗装を検討していると、「これは修繕になるのかな?それともリフォーム?」と、言葉の使い分けに迷うことがあるかもしれません。実は、この「修繕」と「リフォーム」の区別は、単なる言葉遊びではなく、特に税金や住宅ローン控除、火災保険の適用などに関わってくる場合があるため、お客様にとって非常に重要なポイントとなります。川越で長年、外壁塗装を手掛けてきたプロが、その違いとお客様が知っておくべきことを解説いたします。

「修繕」とは?「原状回復」がキーワード
外壁塗装における「修繕」とは、建物の劣化した部分を元の状態に戻し、機能性を維持・回復させるための工事を指します。いわば「原状回復」がキーワードです。

具体例:
色褪せた外壁を、以前と同じ色や同系色で塗り替える。
ひび割れや塗膜の剥がれを補修し、塗装し直す。
コケやカビを除去し、防カビ剤入りの塗料で再塗装する。
修繕費用は、所得税の確定申告において、「修繕費」として経費計上できる可能性があります(賃貸物件の場合など)。火災保険に関しては、自然災害による被害が原因の場合は、保険適用となることがあります。

「リフォーム」とは?「価値向上」がキーワード
一方、「リフォーム」は、建物の機能や価値を向上させるための工事を指します。単に元の状態に戻すだけでなく、より良い状態にする、あるいは新しい機能を追加する意味合いが強いです。

具体例:
外壁の色を、以前とは全く異なる色に大幅に変更する。
単色だった外壁を、デザイン性の高い2色塗装や、石目調・タイル調に変更する。
通常の塗料から、遮熱・断熱塗料やセルフクリーニング塗料といった高機能塗料に変更する。
外壁の張り替えや、窓の増設など、大規模な間取り変更を伴う場合。
リフォームとみなされる工事は、住宅ローン減税の対象となる場合がありますが、その際には一定の要件を満たす必要があります。

なぜ区別を知っておく必要があるのか?
税金面: 確定申告で経費として計上できるか、住宅ローン減税の対象になるかなどが変わる可能性があります。
火災保険: 自然災害による損害の場合、修繕と判断されれば火災保険の適用対象となることがあります。リフォームの場合は適用外となることが多いです。
予算計画: 修繕かリフォームかによって、工事内容や費用、利用できる制度が異なるため、事前に把握しておくことで適切な予算計画が立てられます。
まとめ
外壁塗装は、一般的には「修繕」に分類されることが多いですが、色の大幅な変更や高機能塗料への切り替えなど、「価値向上」に繋がる要素があれば「リフォーム」とみなされる可能性があります。どちらに該当するかは、ケースバイケースで判断が分かれることもありますので、契約前に必ず業者に確認し、必要であれば税理士や保険会社にも相談することをおすすめします。

お気軽にお問い合わせください。皆様の住まいを守るお手伝いをさせていただけることを心よりお待ちしております。


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株式会社マルケイホーム

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