一級塗装技能士が教える!「塗料の性能を最大限に引き出す」施工技術

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リフォーム

「高価な塗料を選んだから安心!…でも、本当にその性能が発揮されてるの?」
そう疑問に感じたことはありませんか? どんなに素晴らしい性能を持つ塗料を選んでも、残念ながら**施工技術が伴わなければ、その塗料本来の力を引き出すことはできません。**私たち一級塗装技能士は、塗料の性能を100%引き出し、お客様の家を本当に長持ちさせるための「施工技術」が何よりも重要だと考えています。今回は、千葉で長年、現場の最前線で培ってきたプロの視点から、塗料の性能を最大限に引き出すための施工技術と、お客様が知っておくべきポイントを解説いたします。

塗料の性能は「下地処理」で決まる!
塗料の性能を最大限に引き出す上で、最も重要と言えるのが「下地処理」です。これは、家を長持ちさせるための基礎工事であり、この工程に手間を惜しむ業者は「悪い塗装」の典型です。

高圧洗浄の徹底:
塗装前に、外壁に付着したカビ、コケ、藻、チョーキングの粉、古い塗膜の汚れなどを、専用の高圧洗浄機で徹底的に洗い流します。汚れが残っていると、塗料が下地にしっかりと密着せず、早期剥がれの原因となります。まるで**「化粧ノリの悪い肌にファンデーションを塗る」**ようなものです。

ひび割れ・欠損の補修:
外壁のひび割れ(クラック)や欠け、浮きなどは、放置するとそこから雨水が侵入し、構造材を腐食させます。これらの劣化箇所を、適切な補修材を用いて丁寧に埋め、平滑な下地を作ります。

シーリングの打ち替え・増し打ち:
サイディングボードの目地や窓枠周りのシーリング材は、建物の動きを吸収し、防水性を保つ重要な部分です。劣化している場合は、既存のシーリングを撤去し、新しいものに打ち替えるか、適切な方法で増し打ちします。

塗料の力を引き出す「職人の技」
下地処理が完璧でも、その後の塗装工程が適切でなければ、塗料の性能は発揮されません。

適切な希釈と撹拌(かくはん):
塗料は、種類やメーカーが定める適切な希釈率で薄める必要があります。薄めすぎると塗膜が薄くなり耐久性が低下し、濃すぎるとムラやひび割れの原因になります。また、塗料缶の中で成分が偏らないよう、塗装前にはしっかりと撹拌します。

「適正な膜厚」の確保と「塗り重ね乾燥時間」の厳守:
塗料の耐久性や性能は、規定の膜厚を確保して初めて発揮されます。一級塗装技能士は、塗料を薄く伸ばしすぎず、かといって厚すぎない「適正な膜厚」で塗装します。また、塗料メーカーが定める各工程間の乾燥時間(インターバル)を厳守することも非常に重要です。塗料が十分に乾燥しないまま次の塗料を重ねると、塗膜が密着せず剥がれの原因となります。

均一でムラのない塗装技術:
塗料を均一に、ムラなく塗り広げる技術は、美しい仕上がりだけでなく、塗膜全体の耐久性にも直結します。隅々まで丁寧に、細部まで行き届いた塗装が、塗料の性能を最大限に引き出します。

まとめ
高価な塗料を選んだからといって安心はできません。その塗料の性能を最大限に引き出すのは、何よりも「塗装職人の技術と知識」です。一級塗装技能士の資格を持つ職人は、これらの技術と知識を兼ね備えています。

お気軽にお問い合わせください。皆様の住まいを守るお手伝いをさせていただけることを心よりお待ちしております。


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株式会社マルケイホーム

住所:埼玉県川越市的場1890-10

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