塗装のプロが警鐘!「危険な足場」の見分け方と安全対策

query_builder 2025/06/18
リフォーム

「家の周りに組まれた足場、本当に安全なのかな…?」
「ぐらついているように見えるけど、大丈夫?」

外壁塗装工事で、お客様が最も心配されることの一つが**「足場の安全性」ではないでしょうか。足場は、職人が安全に作業するため、そして塗料の飛散を防ぐための非常に重要な設備です。しかし、残念ながら中には、ずさんな組み立てや不適切な管理によって「危険な足場」となってしまうケースも存在します。私たち塗装のプロは、お客様に安心して工事を見守っていただくために、「危険な足場」を見分けるポイントと、その安全対策**について警鐘を鳴らします。千葉で数多くの現場を経験してきたプロの視点から、お客様が知っておくべきことを解説いたします。

なぜ「危険な足場」が存在するのか?
足場のトラブルは、職人の墜落事故だけでなく、資材の落下や足場の倒壊など、お客様や近隣の方々を巻き込む重大な事故に繋がりかねません。

コスト削減による手抜き工事: 足場費用は工事全体の約20%を占めることもあり、安価な業者の中には、材料をケチったり、熟練度の低い作業員に組み立てさせたりするケースがあります。
知識・技術不足: 足場の組み立てには専門的な知識と技術が必要です。資格を持たない作業員や、経験の浅い作業員が組むと、安全基準を満たさない足場になりがちです。
点検不足: 足場は一度組んだら終わりではなく、定期的な点検と補修が義務付けられています。この点検を怠ると、予期せぬ劣化や不具合を見逃すことになります。
お客様が「危険な足場」を見分けるポイント
工事中、お客様自身で以下の点をチェックすることで、足場の安全性をある程度判断できます。

足場が地面にしっかり固定されているか?

ベース金具の設置: 足場の支柱の最下部には、必ず「ベース金具」が敷かれ、その下にさらに安定させるための「敷板」や「ジャッキベース」が使われているか確認しましょう。地面に直接支柱が立っている場合は危険です。
グラつきがないか: 足場全体がグラグラと揺れる、一部の支柱が傾いている場合は危険信号です。
壁との隙間は適切か?「壁つなぎ」は十分か?

足場と建物の間隔は、適切な作業のために開けられますが、広すぎると落下のリスクが高まります。
足場と建物を連結する「壁つなぎ」が、適切な間隔(一般的に縦5m、横5.5m以内)でしっかりと設置されているか確認しましょう。これが不足していると、強風時に足場が倒壊する危険性があります。
手すりや落下防止ネットは適切か?

足場には、作業員の墜落防止のために、適切な高さ(一般的に85cm以上)に手すりが設置されているか。
工具や資材の落下を防ぐための「落下防止ネット」が、足場全体を隙間なく覆っているか確認しましょう。
足場板に隙間や破損はないか?

職人が歩く足場板(作業床)に、大きな隙間がないか。隙間があると、足を踏み外したり、工具を落としたりする危険があります。
足場板が破損していたり、腐食していたりしないかを確認しましょう。
整理整頓されているか?
足場上に塗料缶や資材が乱雑に置かれていると、つまずきや落下のリスクが高まります。きちんと整理整頓されているかどうかも、業者の安全意識を示すバロメーターです。

まとめ:安全は「信頼」から
足場の安全性は、お客様の命、そして近隣住民の方々の安全に関わる重要な問題です。上記のチェックポイントを参考に、ご自身の目で確認し、もし少しでも不安を感じたら、すぐに業者に確認しましょう。安全意識の高い業者は、質問にも誠実に答えてくれるはずです。

お気軽にお問い合わせください。皆様の住まいを守るお手伝いをさせていただけることを心よりお待ちしております。


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株式会社マルケイホーム

住所:埼玉県川越市的場1890-10

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